集中力がもたないんです。私は特にADHDなので、それもあるとは思います。
 でも、それを言い訳にしてては何も進まないのです。
 だからとても困るし、対策を打たなくてはならない。でないと社会人として成果をだせません。負けん気は強いので、成果を出せないのは嫌なんです。
 で、編み出した方法。

 方法といっても、上手にできる時とできない時があります、まだ。
 でも、これは中々いいやり方だと思っているので、ご紹介します。
 どうして、100%できもしないのにいいやり方だと確信してるのかというと、陰陽五行論のすごい人や仏教のすごい人にも背中を押していただいたことだからです。

 それは、一所懸命やること、です。

 一生懸命ではなくて、一所懸命。
 その場その場で命をかけるように集中する。ということ。
 10分、15分単位でいいんです。自分の集中力がもつ時間数ってありますよね。
 その間だけ。
 ひとまず、やり始めて集中する。
 その時間数経過して集中力が切れたら、別のことに移ればいい。(「別のこと」を先に用意しておくといいですね)
 1日に使える時間数のうちに、その15分がいくつ入るか。これは算数です。
 そして、やるべきことAは何分で終わるのか、Bは何分で終わるのか。であれば、今日中にAとBは終わるかな?終わらないかな?
 と考えていくと、成果が出やすいですね。(それをやりさえすれば成果につながるという行動に絞ることも大事かもしれませんが)

 一生懸命という言葉は、一所懸命から派生したものです。一つの場所を命がけでお世話するという江戸時代に生まれた言葉。それを一生続けると一生懸命なわけです。だから、元になる命がけがあるかどうか。その集中力が発揮できなければ、それを一生続けることなんて無理ですもんね。論外ってこと。
 先日易サー。で紹介があった論語の一節。
 「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」
 (知ってるだけより好きの方が強い、好きよりも楽しむ方が強い)
 これがさらにベースにあるかもしれないとも思いますが。

 そして、これは、一心不乱に取り組むことを、短時間でぱっぱっと切り替えていくスタイルです。
 この切り替えが、実は仏教における「中道」だと、大原三千院のお坊様に教えていただいたことがありました。
 真ん中を行くのではないんだよ。両極を知り、高速で切り替える。
 その時教えていただいたのは、空と色、理想と現実という両極での話でした。健康法・薬膳・陰陽論を広めようと独立してすぐにお参りに行った時のこと。食事内容もそうだよね。理想はこれ、だけど現実の今日この1回の食事はこれしかない、という時、気持ちの切り替えが大事だよね、というところを「色即是空、空即是色」でババっと。あなたならできるでしょう?と言っていただいたのでした。

 せっかく、ちびさんが寝ていてくれて、幼稚園に行っててくれて。
 進めなきゃ行けないことが色々あって。
 なのに集中力が続かなくて終わっていかない…
 と自分を責めている暇があったら、やるべきことのAからBにスイッチして、ただひたすらに、一所懸命やるのです。
 という自戒を込めて。