中医学・薬膳 入門講座
スーパーで買える食材で、ご自身の身体のサインを読み解けるようになる。そのための「ものさし」をお渡しする、全6回の講座です。
講座の立ち位置Ⅰ
中医学や薬膳を学んでみようと思ったとき、たいていの入り口は用語の暗記から始まります。『門』はそこからは入りません。まずご自身の食卓を眺めて、身体の変化を感じてみるところから始めていきます。
暗記から始めません
用語を覚えることが目的ではないので、予習も要りません。日々の食事を見てみるうちに、言葉のほうが後から意味を持ちはじめます。
特別な食材は前提にしません
基本はスーパーで手に入るものだけで進みます。内容によってはネット通販で買える薬膳素材を使う場合もありますが、生薬は扱いません。
教材は、ご自身の食卓
毎回の課題は、調べてまとめるものではありません。ご自分の食事や体調を眺めてみる、考えてみる、という種類のものです。
6日間を終えたとき、手元に残るのは覚えた知識の量ではなく、ご自身の身体を読み解くための「ものさし」です。
学びの順番Ⅱ
理論を先に詰め込んでから実践へ、という順番を取りません。まず手を動かして観察し、引っかかったところに、あとから理論が接続されていきます。そのほうが、覚えた知識ではなく、ご自身の身体の話として残っていきます。
身のまわりのものを陰陽で分けてみる。一日の食事を五行サークルに置いてみる。ある臓の働きが崩れたら何が起きそうかを、暗記ではなく自分の頭で考えてみる。手を動かす課題を毎回お出しします。
陰陽五行と邪気、食材の持つチカラ、気血津液、望診、五臓六腑。観察して気になったところに理論がつながるので、用語が先に立ちません。「だからあのとき、ああだったのか」という順番で入っていきます。
難しいと思ってたけど、生活の中に中医学の基礎が転がっていることを実感できた。
栄養バランスに気をつけていたつもりだったけど、中医学の視点で見たら全然だったと気づけた。
学びの道筋Ⅲ
前の単元がないと次が読めない、という順番で組んでいます。それぞれ、学ぶ内容と、手を動かす実践が対になっています。実践の内容は一例です。
単元 一 巡りの話 陰陽五行と、五邪・六淫
陰陽と五行という、巡りで物事を捉える見方。あわせて、外から体を崩しにくる邪気(五邪・六淫)にどんな種類があるのか。このあとのすべての判断の土台になる、最初のものさしです。
身のまわりのものを陰陽で分けてみる。知識としての陰陽ではなく、日常の中から探してみます。
単元 二 食材の持つチカラ 四性・五味・帰経
食材が持つ性質を、温めるか冷ますか(四性)、どんな味の系統か(五味)、どの臓腑に届きやすいか(帰経)という三つの軸で見ていきます。「〇〇に効く」という覚え方から離れる単元です。
一日の食事を五行サークルに置いて、偏りを眺めてみる。「バランスよく食べているつもり」がどう見えるか確かめます。
単元 三 気・血・津液 体の材料と、その巡り
気と血と津液が、何からどうやって作られ、どんなはたらきを担っているのか。三つはお互いを材料にし合っているので、足りないものを直接足しても届かない場合があります。痰が生まれる筋道まで。
ご自身の不調が「足りない」のか「巡っていない」のか、どちらで説明できそうか言葉にしてみる。
単元 四 体のサインを読む 望診の入り口
顔色、舌、分泌物の色や質から、熱か冷えか、湿が入っているかを読む見方。数値ではないので、道具も検査もなく、今日から見られます。
毎日、鏡で自分の舌を見てみる。色、形、表面の様子が日によって変わることに気づくところから始めます。
単元 五 五臓六腑 体の役割分担を知る
五臓六腑それぞれのはたらきと、互いの関係。感情もエネルギーの出方の違いとして扱います。怒りは肝のはたらきが負に出たもので、正に出れば行動力になります。
ご自身の体を見てみる。繰り返しやすい不調から、どの臓腑が弱りやすいのかを見立ててみます。
単元 六 振り返り 自分の体で確かめる/質疑応答
五つの単元を通して手に入れたものさしを、ご自身の体に一通り当ててみます。ここまでで出てきた疑問に、時間をとってお答えします。
今の自分の状態を、陰陽・気血津液・臓腑の言葉で説明してみる。そのうえで、明日の食卓に何を足して何を引くかまで決めてみます。
※ 全6回・最低16時間でこの六単元を一巡します。進み方は受講される方に合わせて調整し、理解を確かめたい箇所には補講を入れます。
こんな方へⅣ
手に入るものⅤ
資格は出ません。用語の暗記もお願いしません。お渡しするのは、この先どこへ進んでも使える道具一式です。
講師Ⅵ
薬剤師/国際中医薬膳師
「美味しい」と「効く」は両立できる。
科学と中医学を掛け合わせ、一生モノの食の知恵を手渡すナビゲーター。薬剤師として延べ3万人のお悩み解決に携わる。生化学・生理学という現代科学の確かな知見に、人を全体として捉える中医学の智慧を統合し、感覚論に頼らない、再現性のある体質改善メソッドを確立。
異色の経歴としてイタリアンレストランのパティシエを務めた経験を持ち、「机上の空論ではなく、美味しく楽しく続けられる実践法」を追求。さらに元人事部人財教育課長としての経験を活かし、難解な医学や陰陽五行論を誰もが日常で使いこなせるレベルまでわかりやすく翻訳する講義力に定評がある。
『門』は、テキストを読み上げていく講座ではありません。受講される方が実際に試して引っかかったところから話が始まるので、その場の質問がそのまま講義の本題になっていきます。だから少人数でしか成り立ちません。
最終日、講師はこんなふうに話しています。「講座の名前を『門』とつけたのが、やっと入り口。旅に出るアイテムだけはお渡ししました」。その先どう使っていくかは、受講される方のものです。
受講要項Ⅶ
| 講座名 | 中医学・薬膳 入門講座『門』 |
|---|---|
| 回数・時間 | 全6回/講義時間 最低16時間(+必要に応じて補講) |
| 定員 | マンツーマン〜最大5名 |
| 日程 | お申し込みのあと、受講される方と相談して決めていきます |
| 形式 | オンライン(Zoom)。各回の録画をお渡しし、アーカイブでの視聴もできます。 ※ マンツーマンの場合、ご欠席の回は延期して日程を組み直します |
| 教材 | テキスト(冊子)を郵送します。食材の効能表はGoogleスプレッドシートで共有し、受講後もご覧いただけます |
| サポート | 講義期間中のご質問は無制限です(Discord)。課題へのフィードバックもいたします |
| 受講料 |
165,000円 クレジットカード一括/クレジットカード分割/銀行振込一括 |
よくある質問Ⅷ
初めての方を前提に組んでいます。用語から入らず、身のまわりの観察から始めるので、予習は必要ありません。かえって知識が少ない方のほうが、素直に眺められることもあります。
資格の発行はしていません。扱う概念の量は資格試験と同じくらい入っていますが、試験用の用語をお教えしないためです。目的が「試験に通ること」ではなく「自分と相手の身体を読めるようになること」にあります。
各回の録画をお渡ししますので、アーカイブでの受講もできます。マンツーマンの場合は、ご欠席の回を延期して日程を組み直す形になります。
基本はスーパーで手に入る食材だけで進みます。ただ内容によっては、ネット通販で買える範囲の薬膳素材をご用意いただく場合もあります。生薬は使いません。
毎回、手を動かす課題をお出しします。調べてまとめる作業ではなく、ご自分の食事や身体を眺めて気づいたことを書く、考えて筋道を立ててみる、という種類のものです。詰まったらDiscordでお尋ねください。
大丈夫です。今受けている治療を否定したり、中断をお勧めすることはありません。治療を続けながら、食事の側からご自身の身体を整えていくための考え方をお伝えします。